ごみゼロネットの活動

 

生ごみ減容HDMシステム実証試験を小金井市議会に陳情、満場一致で採択

   焼却施設、炭素化施設、亜臨界水処理施設、堆肥化施設など様々なごみ処理施設を見学して比較検討してきたが、久喜宮代衛生組合のHDMシステムによる生ごみの減容処理が以下の点で他の処理方法より優れていることが判明した。
 ①燃やすごみの50%以上を占める生ごみを98%まで減らすことができる。
 ②廃材のチップに付着させた自然界にある好気性菌の発酵による生ごみの分解は、自然界の循環サイクルの原理であり、無公害  
 
生ごみの減容処理HDMシステム実証試験についての陳情
  小金井市議会に生ごみの減容処理HDMシステムの実証試験について陳情した。
平成22年3月16日のごみ処理施設建設等調査特別委員会において全会一致で採択され、3月27日の議会に於いても全会一致で採択された。これにより、小金井市に於いて生ごみの減容処理HDMシステムの実証試験を行うことになった。
生ごみ減量のため「生ごみ減容処理HDM方式」の実証試験を行うことについての陳情書
陳情者                         
  ごみゼロネット (代表 平林聖)
小金井のごみを考える・トンボの会 
    (代表 市原賎香)
特定非営利活動法人シニアSOHO小金井 
(代表理事 大橋元明)
私達は小金井市の直面するごみ問題を憂慮し、関心を持って活動している市民のグループです。小金井市は、平成18年度をもって二枚橋ごみ焼却施設が閉鎖となり、現在は可燃ごみにつきましては多摩地域にあります各自治体や組合の処分場に処理をお願いしています。この結果、処理にかかる費用は莫大なものとなり、このままでは市政を圧迫することになってしまいます。 これまで行政、市民一体となっての減量に努めてきましたが、市民一人一人の努力にも限界があり、やはり抜本的な減量施策が自治体として必要ではないかと思います。 特に、可燃ごみのなかの生ごみにつきましては、平成21年より久喜宮代衛生組合にて採用している生ごみ減容処理HDM(High Decreasing Microbe-bionic)というシステムによる減容方法に私達は注目しました。これは堆肥化型ではなく、生ごみを12種類のバクテリアによって分解し、2~3%にまで減容させる方法です。HDM方式以外にも消滅型の方法は色々ありますが、HDM方式は次の点で優れています。
  • 初期費用やランニングコストが低い。安全である。
  • 必要とする面積が比較的少なくてすむ。
  • 有毒ガス(ダイオキシン等)・煙が出ない。
  • 悪臭や騒音をほとんど伴わない。
  • 生成物の処理の必要がない。
  • 排水処理の必要がない。
  • 地方自治体での優れた実績がある。(久喜宮代衛生組合、津別町)
そこで、HDM方式による生ごみ処理方法を市内で実証して頂きたく、陳情致します。
陳情項目 1、生ごみの減量のために、生ごみ減容処理「HDM」の実証試験を市内で行うこと。
その後、小金井市ごみ対策課との協議をし(これまで22回)、陳情を具体化する話し合いを行なってきた。

小金井市ごみ対策課との協議に続く