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ごみ焼却の問題点
ごみ焼却により生成したダイオキシンなどの有害物の除去
ダイオキシン生成の90%がごみ焼却に由来しています。ダイオキシンの生成を減らすため800℃以上で燃焼していますが、冷却過程の飛灰中でダイオキシンが生成します。飛灰はフィルターで捕捉され、大気中に排出される煤煙中のダイオキシン濃度は環境基準以下になっています。飛灰を埋め立てると土壌がダイオキシンに汚染されるので、飛灰中のダイオキシンは灰溶融炉中1400℃で加熱分解します。しかし、灰溶融炉の耐熱性に問題があり、しばしば炉が故障します。
 ダイオキシン以外にごみ焼却により、塩化水素、亜酸化窒素、硫黄酸化物、悪臭など様々な有毒ガスや汚水が発生します。これらを除去設備の建設とメインテナンスに莫大なコストがかかっています。
最終処分場
東京都多摩地区の最終処分場は満杯状態が近づいています。最終処分場に運ばれる廃棄物で最も多いのがごみ焼却により排出される焼却灰です。
プラスティックの焼却
ダイオキシンの発生と焼却温度の上昇による炉の損傷を防ぐため、プラスティックは燃やさないで来ました。東京都は東京湾の最終埋立処分場の延命策としてプラスティックの焼却に転換しました。プラスティックは出来るだけ回収して再生するのが理想的です。ごみの減量化が進み、ごみ量が減り、焼却温度をあげ、ごみ焼却炉の運転効率維持の目的でもプラスティックを燃やすという見方もあります。
エコセメントおよびスラグの製造
ごみ減量化への対応
ごみの減量化が進み、東京都のごみ焼却場の稼働率は下がっている。
ごみ焼却場建設の諸条件(場所、環境、コスト)