紙ごみの発生抑制
紙生産に使われる木材の割合
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  木材使用量の内訳
日本における木材使用量(8036万立米)の用途別内訳は、パルプ・チップ用が一番多く(45.5%)、次いで製材用(37%)、合板(14%)となています(平成20年度、林野庁)。(図.1)
図.1の紙・パルプ用の木材の使用内訳を図.2に示めしました。
  パルプ・チップの用途別内訳
パルプ・チップは、紙の製造に80%、エネルギー用途に10%、ボード製造に7%、その他3%に使われています(図.2)。
その他は畜産敷料、土地改良材など
図.2の紙の用途別内訳を図.3に表示しました。
  紙の用途別内訳
紙の使用量の内訳は、印刷・情報用紙が約60%、新聞用紙が約20%とこれら情報伝達手段として紙媒体に使う紙が80%を占めます(図.3)。
すなわち、紙生産の80%が情報媒体用の紙であることになります。 これらを単純に計算すると
木材のパルプ・チップ用の割合(45.5%)
x パルプチップからの紙生産の割合(80%)
x 情報媒体としての紙の割合(80%)
として
木材の約30%が情報用紙・新聞用紙の生産に使われています。
木材使用量の内訳
図.1 木材使用量の内訳

パルプチップの用途別内訳
図.2 パルプチップの用途別内訳

紙パルプ使用量の内訳
図.3 紙の用途別内訳